昭和寅次郎の昭和レトロブログ

昭和を知らない世代による昭和レトロ、昭和芸能のブログです!

意外?女優・岩下志麻さんが歌ったシャンソン曲「18才の彼」

 

成人年齢が18歳になってから初めての成人の日

 

成人の年齢が18歳に引き下げられてから

今年で初めて成人の日を迎えますね

 

今回はそのことにちなみ

「18才」とタイトルに入っている

昭和の歌を紹介します

女優の岩下志麻さんが歌った

「18才の彼」(1975年)です

 

 

歌手・岩下志麻さん!

 

ジャケット写真のドアップ志麻さん

お顔の造形が完璧すぎますね

この角度からのアップ

志麻さんクラスの美人でなければ

キマらないでしょう

 

見開きのジャケットをめくると

レコーディング風景?の志麻さんが

 

 

え?あの岩下志麻さんが歌を歌ってたの?

と驚かれる方も多いかもしれません

私は志麻さんの大ファンなので

たまたま知っているだけですが

ファンでなければ知らなかったと思います

いわゆる知る人ぞ知る曲というやつでしょうか

 

そしてこの志麻さんの「18才の彼」は

すごくいいのですよ~

どこがいいのかは後述します

 

訳詞は岩谷時子さん

 

さてこの「18才の彼」はシャンソン曲です

訳詞はあの岩谷時子さん

越路吹雪さんのシャンソン曲の訳詞や

加山雄三さんの「君といつまでも」

などで知られる日本初の女性作詞家さんですね

もうシャンソンと言えば岩谷さん

そんなイメージすら私の中にはあります

 

原曲はフランスの国民的歌手・ダリダさん

 

そして原曲はフランスの国民的歌手と言われる

ダリダさん

伝記映画も製作されているほどです

日本の昭和世代の方には

アラン・ドロンとのデュエット曲

「あまい囁き」(パローレ♪パローレ♪

と歌われる曲です)で有名でしょうか

 

聴き比べ(どちらもすばらしい!)

 

ではまず原曲と志麻さんバージョン

両方を聴き比べて見ましょうか

 


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いやぁメロディーがなんとも美しくて

いい曲ですね

 

両者の違いですが

ダリダさんの方は歌メロのみ

 

一方、志麻さんバージョンは

セリフ交じりになっていて

そのセリフが多めに挿入されていますね

これは志麻さんが歌の方はそれほど…

ということで取り入れたのだと思いますが

流石は女優さん、しかも大女優さんですから

セリフがものすごい上手いですね!

このセリフをうまく歌いこなせる方は

そうそういないのではないでしょうか

 

志麻さんファンの私などは

このセリフにただひたすら

聴き惚れてしまいます

 

セリフに「抜けるような青空だった」

とありますが

その通りに何とも言えない爽やかさがあって

澄み渡った青空の下で聴きたくなります

これはアレンジがいいのですね、きっと

 

歌詞の方は「自惚れ強くて」だとか

「恋人たちがささやきあう

愛の言葉なんか頭から馬鹿にして」

というところからは

年上の女性相手に背伸びしているような

理屈っぽい感じのちょっと生意気な

そんな18歳の男性(男の子?)像が

浮かび上がってきます

 

でも「可愛かった」と言われているので

やはりまだまだ幼いのでしょうね

 

女性の方の年齢が言及されていないので

どれほどの年齢差があるのか

わかりませんが

年下男性のことを歌った内容のこの歌は

姉御的なイメージのある

志麻さんに似合っているような気がします

 

でも姉御的なイメージが定着した

あの「極道の妻たち」よりも

10年くらい前の曲なのです

 

でも志麻さんの声は低めで

落ち着いていて色っぽくて

大人の女性という感じがしますから

やはり似合っていると思います

 

イデアが成功した?

 

シャンソンというジャンルを

志麻さんにあてがったのも

大正解だと思います

レコード会社の人の発案でしょうか

いいアイデアだと思います

 

この曲を歌った当時の志麻さんは

まだ30代半ばなのですね

それよりもさらに上のように感じるほど

この曲の志麻さん大人びていますね

すごいです

 

数多くの歌手に歌われている「18才の彼」

 

また「18才の彼」は日本のシャンソンの女王

越路吹雪さんや山本リンダさんなど

数多くの方が歌っている

名曲中の名曲なのです

 

ここでは越路吹雪さん版を

紹介しておきましょう

 


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コーチャンの方は流石は女王

貫禄ある見事な歌いっぷりですね

 

でも志麻さんの方も決して

負けていないと私は思います

まともに勝負したら負けますが

女優さんという強みを活かして

セリフを多く取り入れたことで

すばらしい仕上がりになっています

 

歌手としての岩下志麻さん

 

志麻さんはこれ以外にもう1曲

シングルレコードを出していますが

それもまたセリフ中心になっています

「罪のように愛して」(1973年)という曲です

 


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こちらもまたセリフに

聴き惚れてしまいますねぇ…

 

またLPレコードも複数枚出していて

CD化されているものもありますが

現在は廃盤で入手困難

中古CD・レコード屋さんで

CDが入荷されていたこともありますが

目玉の飛び出るような値段で売られていて

とても手が出ませんでした

ファンとしては再発売を強く願います

 

というわけで今回は18歳成人にちなみ

岩下志麻さんの「18才の彼」を

取り上げましたが(こじつけ?)

歌手としての志麻さん

いかがだったでしょうか?

 

また「極妻」のイメージが強く

若かりし頃の志麻さんをご存知ない方も

世の中には多くいらっしゃるので

それだけじゃないよ~という

女優さんとしての志麻さんについて

たくさん書いていきたいと思っています

 


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